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【ITIL】ITIL4 Foundation合格しました
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目次
はじめに
皆さんこんにちは!パーソル&サーバーワークスの小泉です。
この度、ITIL4 Foundationを受験して無事合格することができました!
受験に至った経緯や勉強方法、そして実際に感じたメリットなどを共有したいと思います。
ITILとは
ITIL(Information Technology Infrastructure Library)は、ITサービスマネジメントのベストプラクティス集をまとめた書籍群です。
簡単に説明すると、ITシステムの構築や運用に関するノウハウ集です。
なぜ受けようと思ったのか
私がITIL4 Foundationを受験しようと思った主な理由は以下の2点です。
- 直近の業務でITILに沿った運用設計を担当していたため、正しい知識が定着しているか確認したい
- 現場では都度調べながら作業を進めていたので、体系的に知識を身につけたい
特に、クライアント企業のシステム運用設計を担当する中で、インシデント管理や問題管理などITILの概念が頻繁に登場し、これらを正確に理解して適切に設計することの重要性を実感していました。
また、チーム内でも共通言語としてITILの概念を使うことが増えてきたため、基礎知識をしっかりと固めておく必要性を感じていました。
受験して感じたメリット
ITIL4 Foundationを学習し、資格を取得したことで、以下のようなメリットを実感しています。
1. システム運用の体系的理解
クラウド時代になっても、運用設計の基本的な考え方は大きく変わらないことを再確認できました。
例えば:
・ インシデントが発生したらサービスデスクに連絡が入り
・ インシデント管理プロセスに従って重要度を判断し
・ 問題管理で根本原因の分析を行い
・ 変更管理でシステムへの変更を適切に実施する
といったプロセスの流れを体系的に理解し、設計できるようになりました。
2. 共通言語の獲得
チーム内での会話で、ITILの用語を適切に使えるようになったことで、コミュニケーションの質が向上しました。
例えば「これはインシデント管理ではなく問題管理として管理すべき」といった会話がスムーズになりました。
勉強期間と方法
勉強期間
実質的な勉強時間は約10時間でした。すでに業務で実践していた知識も多かったため、比較的短時間での学習で済みました。
使用した教材
主に以下の2つの教材を活用しました:
勉強方法のポイント
実務との関連付け
・ 学んだ概念を、自分の業務でどのように活用できるか常に考えながら学習しました
・ 具体的な事例を思い浮かべることで、理解が深まりました
用語の正確な理解
・ ITILでは用語の定義が重要なので、インシデント、問題、既知のエラーなどの違いをしっかり理解しました
プロセス間の関係性の把握
・ 個々のプロセスだけでなく、それらがどのように連携しているかを意識して学びました
まとめ
IT業界で運用設計やサービスマネジメントに携わる方には、ぜひITIL4 Foundationの取得をおすすめします。実務との関連付けを意識しながら学ぶことで、より効果的に知識を身につけることができることを実感できます。
この記事は私が書きました
小泉 和貴
記事一覧全国を旅行することを目標に、仕事を頑張っています。