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AWS FinOps Agent の定期ジョブでコストレポートを Slack に届けてみた

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目次

はじめに

コストのレポート作成や、コスト異常が出たときの原因調査を、毎回手動で対応するのが面倒に感じないでしょうか。
AWS FinOps Agent(以下、FinOps Agent)はチャットでコストを聞けますが、レポートも調査も自分から動く必要があります。
定期実行やイベントをきっかけに動かし、結果を Slack に流せばこれらの作業を自動化することができます。
今回はこれを試してみました。

チャットと定期ジョブの違い

FinOps Agent には、その場で質問する使い方と、あらかじめ組んでおいて自動で動かす使い方があります。

  • チャット:その場でコストを聞く。結果を Slack チャンネルに送ることもできる
  • Automations:スケジュールやイベントをきっかけに、Agent が自動で動く

チャットからでも Slack に送れますが、送るたびに自分で聞く必要があります。
毎日/毎週など決まった時間にコストを見たい、といった用途では Automations の方が向いています。

Automations には、時間で動くスケジュール実行と、コスト異常の検知で動くイベント実行があります。
スケジュールは時間ごと・日ごと・週ごと・月ごとから選べ、それぞれに実行してほしい内容をプロンプトで指定します。
イベント実行のきっかけには、今のところ AWS Cost Anomaly Detection(以下、Cost Anomaly Detection)によるコスト異常の検知が使えます。
Cost Anomaly Detection 自体の設定は、過去記事 AWS BudgetsとCost Anomaly DetectionをCloudFormationで管理してみた をご参照ください。

定期ジョブを組んで Slack に届ける

今回は、定期的に AWS アカウントのコストを確認して Slack に送るジョブを組みました。

Automations で新しい自動化を作り、スケジュールを設定します。
実行内容は、コスト増加額と、日ごとのコストのまとめを出すようプロンプトで指定しました。
あわせて、送り先はデフォルトの Slack チャンネルにするよう指示しました。

finops-slack-01.png

送り先のチャンネルには、FinOps Agent の Slack Bot をあらかじめ参加させておく必要があります。
参加していないチャンネルには投稿できず、通知が届きません。

届いたもの

設定したタイミングになると、Slack にレポートが届きました。

finops-slack-02.png

テキストのまとめに加えて、HTML ファイルのレポートも生成されました。
生成物は Agent の Artifacts に残るので、後からダウンロードして見返せます。 finops-slack-03.png

自分でコンソールを開かなくても、決まったタイミングでコストの動きが手元に届くのは思っていた以上に楽でした。

コスト異常の検知で動かす

スケジュール実行だけでなく、コスト異常の検知をきっかけに動かすこともできます。
Cost Anomaly Detection で異常が検知されたら、原因まで調査して結果を Slack に送るよう、Automations に指示を登録しておきます。
急なコスト増があったときに、原因の当たりが付いた状態で手元に届くのが狙いです。

finops-slack-04.png finops-slack-05.png 結果はかなり詳細に調査されており、CloudTrailなど各種関連ログまで調査したうえで影響度が判断されていました。

使い分け

試してみて、それぞれの向き先が見えてきました。

  • 定期的にコストを眺めたい:スケジュール実行で Slack に流す
  • 急なコスト増にすぐ気づきたい:コスト異常の検知をきっかけにしたイベント実行
  • その場で深掘りしたい:チャットで直接聞く

常時の見張りは定期ジョブに任せ、気になったところだけチャットで詳しく確認する、という組み合わせが実務では使いやすそうです。

まとめ

FinOps Agent の定期ジョブで、コストレポートを Slack に届けるところまで試しました。
コンソールを開きに行く手間がなくなり、コストが向こうから届くようになります。
まずは週1回あたりから始めて、チームの運用に合わせて調整していくのがよさそうです。

この記事は私が書きました

野間 太一

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猫とCloudFormationが好きです。

野間 太一

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